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花火まつりのご案内 ≪客室からバッチリ観れる≫

2020.07.15

7/21〜8/9 毎日20:25〜。客室から花火が観れます。

⚠️外で観る場合はソーシャルディスタンスを守り離れてご観覧ください。

⚠️木屋ではコロナ拡散防止マニュアル実施中です。ご不便をおかけしますがどうぞご理解の程よろしくお願いします。

  • 【マンガで楽しむ出雲神話】白兎神社・出雲大社に纏わる噺し『因幡の白兎』
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【マンガで楽しむ出雲神話】白兎神社・出雲大社に纏わる噺し『因幡の白兎』

2020.07.08

あらすじ

出雲王国第5代大王には沢山の子どもがいた。主人公である末っ子オオクニヌシは子供の頃より兄たちに虐められてもめげずに宮殿の外で人助けをし宮中では部下に優しい質実剛健な子供だった。オオクニヌシが青年に育ったある日、大王が世継ぎ話をしてからさらに迫害されるようになる。ここからオオクニヌシ伝説の冒険譚が始まる。

 

≪白兎との出会い≫

大王の世継ぎ条件とは大王たる器になることだった。そこで、ヤソ神(ヤソ・・八十。いっぱい、沢山いる、の意)と呼ばれた兄たちは出雲より東にあるヤガミ地方の姫が美しいと評判だったので結婚に成功したら評価されるかもしれないと考え用意を整え求婚の旅へ出かけることにした。後日、オオクニヌシを強制参加させた彼らは、ヤガミ姫が待つ因幡の国へ旅立つが、オオクニヌシは兄たちの献上品を持たせられたまま鳥取砂丘まで着いてこいと言われてしまう。しかし、末弟だからと従いとうとう因幡の国へやって来た・・。

 

因幡へ入国して程なくすると、海岸で血だらけの兎と出会う。オオクニヌシはその兎に血だらけとなり泣いている理由を問うと、オキノ島からここまで渡るために嘘をついてサメの背中を足場にしたが、嘘であることがバレ仕返しされ血だらけになった。しかも、苦しんでいるところに先行していた兄神たちと出会ったので、助けてほしいとお願いしたら、彼らに治療法を聞いたが余計に傷が広がり今に至る、と答えた。

オオクニヌシは兎がサメを騙したことを諫めたが、兄たちの所業はもっと悪いことであり同族嫌悪の念と人助けの気持ちから、素肌を真水で清め蒲の穂を塗る治療法を教えた。しばらくして完治した兎は、赤裸から白兎へと元の体に治ったのでオオクニヌシを命の恩人だと言いお礼を言って去っていった。

 

≪焼死からの生還≫

とっくにヤガミ姫の宮殿に到着した兄神たちは、献上品を差し出し求婚するも姫に悉く断られた。姫は一言「最後に来るオオクニヌシと結婚する。あなた方とは結婚しない。即刻帰ってほしい」と断言した。実は、白兎は宮中に努める部下が変身した姿であり婿を見極めるために海岸で待ち構えていたのだった。

仕方なく踵を返した兄神たちだが、メンツを潰されプライドも傷ついた黒幕のアカヤヒコは怒りに怒り、試されたことは知らずとも断られた怒りの矛先をオオクニヌシに向ける・・。

 

やっとの思いでヤガミ地方の近くまでやって来たオオクニヌシは、ちょうど兄神たちと遭遇する。オオクニヌシは兄神たちもヤガミ姫の宮殿に到着していないか問うと、「そうだ。そなたを待っていた。一緒に参ろうぞ。今、献上品としての狩り物を探していた。ちょうどこの山には赤い猪がいるようだ。一緒に捕えようぞ」と答える。オオクニヌシは喜び狩りを手伝うことに決めたが・・。

兄神たちの指示に従い坂下へと移動し、暫くすると兄神たちから「今、赤い猪がそっちに向かったぞ!早く仕留めろ!」と聞いたため構えていたところ、轟轟と燃え盛る焼けた大岩が疾風のごとく転げ落ちて来たためなすすべもなく焼き殺されてしまった・・それを確認した兄神たちはほくそ笑みながら出雲へと帰っていった。

 

時は少し遡り、オオクニヌシの母親であるサシクニワカ姫は虫の知らせでオオクニヌシが異母兄たちに命を狙われているかもしれないという嫌な予感がしていたので従者を連れオオクニヌシを追って因幡の国へ入国していた。その道中とても不思議なカラスと出会いオオクニヌシが事件に巻き込まれていることを教わる。ヤタガラスに従い、事故現場にやって来たサシクニワカ姫は我が子の変わり果てた姿を見て愕然とするが、秘術と秘薬と助っ人の協力によりオオクニヌシを蘇らせた。

 

≪ヤガミ姫との結婚≫

オオクニヌシは、殺され生還を果たしたが事の発端である求婚話は完遂していないという理由で母親の静止を振り分けてヤガミ姫のもとへ歩を進めた。母親は呆れたが頼もしさも感じ蔭ながら見守ることにする・・・兄神たちの献上品を背負いやっとの思いで辿り着いたオオクニヌシは宮殿の宮女にヤガミ姫に合いに来た者だと挿げる。事前に報告を受けていたヤガミ姫は登場したオオクニヌシの人柄に惚れていたため出逢って間もなくオオクニヌシと結婚した。そして二人はしばらくヤガミの里に滞在し仲睦ましく暮らした。

 

≪圧死からの生還≫

それから暫くの時が経つ。出雲の国ではオオクニヌシが里帰りすると聞いたアカヤヒコたちは殺気立ちまたもや謀を企てる。里帰りしたオオクニヌシは樵仕事に誘われ仕事場の山奥に行く。兄神たちは、言葉巧みに罠を張った場所へオオクニヌシを誘導し合図をもって大木の下敷きにしてしまう・・。

 

帰郷した日から嫌な予感がしていた母親サシクニワカ姫はまたも虫の知らせを感じオオクニヌシを探せば、宮殿の近くの森で虫の息のオオクニヌシを見つける。泣き崩れるが気丈にも秘薬を使い生き返らせる。しかし、迫害され2度も殺されたことに出雲を出国し遠くへ逃がすことを提案する。オオクニヌシはヤガミ姫が心残りだが母親の言うことを聞きどこかへ亡命することを選んだ。母親は、古い友人のキノ国にいるオオヤビコ様の元に行けと助言をする。オオクニヌシはその日の夜人知れず亡命した。

 

≪ネノカタス国訪問≫

オオヤビコは、スサノオ様の実子で出雲大王の友人。迫害から逃れて来訪したオオクニヌシを庇い匿う。しかし、平和な時も束の間、すぐに追手がキノ国にやってくる。しかし、機転を利かし逃してやり、スサノオ様を頼って黄泉の国(ネノカタス国)へ行けと助言をする。

険しい黄泉の国にやっとの思いで訪れたオオクニヌシは、宮殿へ通されスサノオ様と愛娘のスセリ姫に謁見する。事情を話し滞在を許可されるが、着いた初日にオオクニヌシはとんでもない事態に巻き込まれることになる。

 

≪スサノオの試練とスセリ姫との結婚≫

一筋縄ではいかないスサノオ様は、自身の築いた出雲王国を託せるに足る器かどうか試すため大王たる力を示すための4つの試練を与えようと考えていた・・・。

 

亡命初日の夜、オオクニヌシは蛇の間と呼ばれる寝室に通されるが、そこは蟲毒で閉じ込められることになる。しかし、オオクニヌシに一目惚れしたスセリ姫は「蛇のヒレ」と呼ばれる羽衣をオオクニヌシに貸し襲われたらヒレを使えと助言する。そのおかげで無事蟲毒から生還を果たすことができた。翌朝、謁見の間でオオクニヌシが何事もない様子なのでスサノオ様は不思議に思い懲りていないことを察し第2試練を与えることにする・・・。

 

訪問2日目の夜に、オオクニヌシはまたしても蟲毒の間に閉じ込められる。今度は百足と蜂がウヨウヨいる部屋に通されたが、スセリ姫がまたもや特別な羽衣を貸してくれたおかげで無事生還を果たすことができた。3日目の朝、謁見の間でオオクニヌシは只者ではないことを察したスサノオ様は見極めるために狩りへと誘う。スサノオの火矢と呼ばれる試練が待ち受けているとも知らずにオオクニヌシはその狩りへと付いていくが・・・。

 

3日目の日中、茨の原に来たスサノオ様は弓矢を探してこいとオオクニヌシに言いつけ、見えなくなるまで遠くに飛矢を放つ。オオクニヌシは茨の棘で傷だらけになりながらも一生懸命探すが全く見つからない。暫く探すうちに辺りが真っ赤になっていることに気づく。熱く感じ不思議に思い周囲を見渡すと逃げ場もないほど豪炎に囲まれており、絶体絶命の状況に陥っていた。

 

狼狽えながら逃げようとした瞬間、足元の孔からネズミの親子が現れオオクニヌシに孔に入るように誘い、絶体絶命だったが山火事をやり過ごすことができた・・・。

 

スサノオ様の非常で過酷な試練に抗議するスセリ姫に対しスサノオ様はオオクニヌシが死んだと告げるが絶対生きている、私はオオクニヌシを好いていると反論する。

バツが悪くなっていたところにオオクニヌシが飛矢を握りスサノオ様の目の前に現れる。そして無事に飛矢を見つけたこと告げる。

3日目の夜、オオクニヌシが強運の持ち主で協力を得る才能があることを見抜く。最後の試練として、スサノオ様は毛づくろいをしろと命じるが、髪の毛には百足がウヨウヨしておりオオクニヌシは躊躇する。しかし、スセリ姫がムクの実と赤土をそっとくれ、毛づくろいをする真似をしろと助言をくれた。さらに、飲物に睡眠薬を入れ眠らすことに成功する。その隙にオオクニヌシはスセリ姫と逃避行。背にスセリ姫を担ぎ、片手には「スサノオのイク太刀、イク弓矢、アメノノリ琴」を持ち猛然と逃げるが、琴が枝に引っ掛かり音が鳴ってしまう。その音で目覚めたスサノオ様は事態に気づき烈火のごとく追いかけ瞬く間に二人は追い付かれてしまった・・。

絶体絶命だと感じたオオクニヌシはスサノオ様と戦うことを覚悟したが、スサノオ様は大声で笑い始めオオクニヌシを褒めだし、

「そなたにはすっかりしてやられた。そなたなら我が娘を幸せにするだろう。嫁にくれてやる。娘を頼んだぞ。これはわしからの餞別だ・・。ただの剣ではない、これがあれば国の兄神たちにも勝てるだろう・・。オオクニヌシわしはそなたが目覚めるのを待っていた。そなたは国の主となれ!スセリ姫を妃とし出雲のウカ山の麓に立派な宮殿を構えよ。頑張るのだぞ!検討を祈る・・。」と言った。

オオクニヌシは嬉し泣きをするスセリ姫の手を取り偉大なスサノオ様に礼を言い、出雲の国へ歩を進めた。

 

スサノオ様という強力な後ろ盾と何度も命を救った信頼できる妻を得たオオクニヌシは、出雲王国の正当な王位継承者の証である三種の神器を携えスセリ姫を連れ満を持して出雲王国に凱旋した。その姿に出雲の民は畏敬の念と神位を感じる。

出雲王国初代大王スサノオ様以来、正当な王位継承者でも三種の神器を揃えたものは一切いなかった。その三種の神器に加え、スサノオの太刀という宝剣をも手に入れたオオクニヌシの実力は、次第に出雲の国のみならず近隣諸国にも知れ渡っていく・・・。

 

≪アカヤヒコとの決闘≫

オオクニヌシを迫害してきた兄神たちは帰郷したオオクニヌシのチカラに怯え始める。黒幕であったアカヤヒコは気が狂いそうな日々を送っていたが、遂に決闘の日を迎える。

アカヤヒコに助太刀しようとする兄神たちは長男のイワサカヒコに止められ見守る羽目に。打ち合いとなり試練を乗り越えたオオクニヌシに押されるアカヤヒコはとうとうオオクニヌシに負けてしまい出雲国から出ていくことになった。

こうして、第6代出雲国王となったオオクニヌシは、まだ見ぬ諸国の敵がいようとは知らず束の間の平和を楽しむ。

 

 

【解説】

≪大国主命の系譜など≫

『古事記』の記述をもとに、オオクニヌシ様が兄たちの迫害に遭い、2度も殺されながら、母神の援助で蘇り、アシハラノナカツ国の統率者への道を歩むところまでの≪青雲編≫を紹介。その中に有名な「稲葉の素兎」(因幡の白兎)や、正妻のスセリ姫と出会う黄泉の国編も登場。

≪建国編≫では、オオクニヌシが出雲地方に留まらず、越の国(北陸地方)や狗那の国(北九州地域)まで勢力を伸ばし諸国の同盟主として全盛期をいかに迎えるか紹介。その中に有名な『国造り』神話が登場。

アシハラノナカツ国は出雲王国だったのではないかと言われている。その国は部族同盟の盟主が治めた国だった。オオクニヌシ様はスサノオ様から6代目に当たる国王。試練を乗り越え譲ってもらう形で成ったと言われている。

オオクニヌシ様が日本最古の薬学神・動物医療の神と言われる所以はこの神話に拠る。この神話の背景には、アシハラノナカツ国を治めるに足る器かどうか試す試練として迫害や試練を乗り越えた設定となっていると考えられている。

世界各地で同系統の神話が確認されている。人の営みが神話化され陸と海を渡り伝播したかもしれないというロマンを神話は齎している。

 

≪再生譚の意味≫

兄たちの迫害を受け木の幹に挟まれ圧死したり、赤い猪のような焼石を抱かされ焼死したり、スサノオ様の壮大で過酷な試練で幾度も危機一髪な状況に追い込まれても、そのたびに復活を繰り返し乗り越えたオオクニヌシ様はヤガミ姫とスセリ姫と結ばれ、アシハラノナカツクニを治める力を付けます。

この背景には、大昔の日本では実力主義が主でありオオクニヌシ様の人物像を描写するにあたりそれなりのことを行ってきた人物であることを紹介したかった。また、白兎を助けた薬学の知識を有していたこと、自身も秘薬で再生したことは医術の管理者の一面を持っていたことを含ませたかったのではないかと言われている。古代において国の統治者になるための重要な条件の一つであるとも考えられている。

 

 

引用・・・『マンガで親しむ出雲神話②オオクニヌシ(青雲編)』(山陰中央新報社)

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2020.07.08

あらすじ

スサノオの乱暴な振舞いに心を痛め天野岩戸に隠れたアマテラスは八百万の神により元の生活に戻った。神界(タカマガハラ)では、生まれてからの悪行を清算する時が来たと考え下界にスサノオを堕とすことにした。アシハラノナカツ国に堕とされたスサノオは海を渡り辿り着いた陸地で暫く生活することになる・・・。

 

≪ヤマタノオロチ退治≫

3年の月日が経っていた。ある日、田畑は荒れ嫌に静かな土地へ訪れる。偶然にもそこは出雲地方。

スサノオは、川の上流に人気を悟り歩いていくと村を見つけるが、村人は顔を合わせるたびに家に隠れてしまい、何事か怪しむ。村の外れまで来た時、森の中で悲壮な思いで何かから逃げる家族と出会う。その者たちはアシナヅチ、テナヅチ、クシナダと言い、毎年山奥から来るヤマタノオロチと呼ばれる八本も頭がある巨大な蛇が村娘を食べてしまうことを教える。今年はクシナダの出番だと聞いたスサノオは覚悟を決める・・・。

八つの頭と尻尾と苔や檜・杉が着いたホオズキ色の胴体をした大蛇で、長さは八つの谷と峰に跨り腹にはいつも赤い血が滴っていることを教えるアシナヅチに、「出雲の土地が荒れ人々が恐れて家に閉じこもっていたのは化け物の仕業か。おれが退治しよう」と告げる。

そして「ところで翁、退治するかわりにクシナダ姫をお嫁に下さらんか」と続けます。アシナヅチは「失礼ですがあなたは何者か」と問うと「おれはアマテラスの弟スサノオだ。高天原(神界)からここへ下って来た者だ」と答える。その事実に驚いたアシナヅチは名誉な婚儀と悟り条件を呑むことに。

スサノオは「オロチ退治に必要なことがある。協力してくれ。まず、姫は櫛(くし)に変化しおれが肌身につけて守る。それから、オロチはきっと酒好きだ。強力な酒を作るのだ。そして、八の入り口のある垣根も造り、入口ごとに八の壺を置きその酒をいっぱいに満たしておいてほしい」と告げる・・・。

その日の夜、東から強い雨風となり嵐となる。暫くすると奥出雲の山々の方から大地を割くような鳴き声が轟く。

次第に轟音が近づき、スサノオが隠れている八重垣の罠へやって来たヤマタノオロチ。酒の匂いに釣られ警戒することなく現れたオロチは、八つの入口に一本ずつ頭を入れ壺酒を飲み始める気分良く飲み始めた。暫く静かに飲んでいたが隠れていたスサノオは見つかってしまう。覚悟を決めたスサノオはオロチの目の前に登場し退治することを宣言する。

怒りに怒ったオロチは燃えるように赤い舌を出しながら襲い掛かるが強力な壺酒のせいで酔いが回りうまく動けない。その隙に頭を狙うが刃が欠けてしまうため、杭や鉾、剣を使い8対の眼球を潰し退治に成功する。

暗黒の時間が静寂へ変わり静かになった八重垣でスサノオは無事に退治した喜びをクシナダ姫と味わっていた。するとオロチの尾先が光っていることに気づき中身を取り出すと、立派な剣が出てきた。この剣は、スサノオが事情を説明しアマテラスに献上する。後に天叢雲剣と呼ばれた伝説の剣だった。クシナダ姫を無事に守ったスサノオは、アシナヅチ、テナヅチからお礼を言われ出雲村の救世主として崇められた・・・。

二人は新居を探し出雲地方を旅し須賀(スガ)と呼ばれる地へ落ち着く。オオクニヌシはクシナダ姫の肩を抱き「ここに宮殿を造ろう。湧きたつ雲まで俺たちを祝福しているこの土地に。」と言う。そして『八雲たつ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を』と詠。二人は末永く仲睦ましく暮らし出雲国を創り治めた初代大王と妃となる。オオクニヌシはその二人から数え7代目の子孫に当たる。

 

【解説】

≪スサノオ様の系譜≫

天地創造からスサノオ様のオロチ退治までの系譜。イザナキ様が父神、イザナミ様が母神、アマテラス様が姉神、ツクヨミ様が弟神。

 

≪ヤマタノオロチ退治の背景について≫

スサノオ様がオロチを退治しクシナダ姫を助ける物語が生まれた背景には諸説がある。

■島根県斐伊川は毎年洪水で流域が荒らされていた。川の蛇行を大蛇になぞらえた川の氾濫を意味する。

■古事記では大蛇を高志(コシ)の八岐大蛇と書いていることから、北陸地方民族が毎年出雲へ侵入し、農作物や女人まで略奪していた。

■斐伊川の上流は、古代から砂鉄の産地として有名であり、ここから山地に住む鉄山族の存在を意味する。

■一般的に怪物を退治し美女を娶るという普通のヒーロー伝説。八岐大蛇を山の霊と考え、この霊の暴威により川が氾濫したため稲田や採鉄業が妨害された。

■上流に土着したアシナヅチ族が、越(コシ)のオロチ族の侵入により滅亡しかけた時スサノオのモデルとなった人により救われその者はその土地の娘と結婚した。

 

≪出雲王朝の存在について≫

「銅剣358本の意味するコト」

西暦1984年(昭和59年)7月、島根県出雲市斐伊川町で発掘された358本に及ぶ銅剣は、日本の真のルーツに迫るとんでもない事実だった。

銅剣や銅戈、銅鐸などが祭祀や政を司る者のシンボルとして使われていたのは弥生時代のこと。紀元前世紀~紀元3世紀頃の稲作を中心としていた時代(約2000年前)、大量の銅剣を保有し管理する勢力が出雲地方にいたと考えられている。

また、西暦2000年(平成12年)④月、出雲大社の境内から直径1メートルもある柱3本が1組となった柱が発見され、翌年10月には本殿の中心の柱やそれを取り巻く同様な3本組の柱が見つかった。この巨木は3本を束ねて一柱とし、かつての出雲大社の棟を支えていた可能性が高い。大社には古代の巨大な本殿の設計図とされる「金輪御造営差図」が伝わっており、そこに描かれた柱と類似。出雲大社の本殿は高さ16丈(約48m)という社伝があり、その一部とも考えられる。発見された柱は「心御柱(しんのみはしら)」や「宇豆柱(うずばしら)」で、鎌倉時代のものと推定され、この時代までの出雲大社が巨大だったことの証明となっている。伊勢神宮などよりも立派な建物を建立する何か特別なコトやモノが出雲地方にあったことは疑いようのない事実かもしれない。

 

≪『古事記』と出雲神話について≫

『古事記』は第40代天武天皇が始めた中央集権化政策の目玉事業。その勅命を受けた中心人物が稗田阿礼(ひえだのあれ)。天武天皇らは、壬申の乱という内戦で荒れた皇族の統一の他にも、地方を纏める必要に迫られていた。天皇中心の中央集権国家体制を盤石にするためにも日本のルーツは自分たちにあることを既成事実としたかった。大和政権が正義であり必要な存在であることを示すため歴史をも塗り替える必要があった。

では、なぜ出雲神話が『古事記』に必要だったか・・。それは、大和政権に対する出雲地方を高天原に対するネノ国、現世にたいする黄泉の国という形にしたかったと言われているためだ。換言すれば、大和政権から始まる一族が国土を統一し中央集権化の正当性を示すためにも出雲を一方の象徴として選んだとも言える。

しかし、なぜ地方代表に出雲が選ばれたのか・・それは、古代出雲地方には多数の銅剣や銅矛、銅鐸を管理維持できる大きな勢力があったためだと言われている。無視できないほどの最大のライバルだった可能性が高い勢力が出雲だったと言われている。『古事記』はあくまでも、大和政権の正統性を証するための手段であり勝者の証言であった可能性もあるが、出雲地方には謎の巨大な文明人がいたのかもしれない。

 

引用・・・『マンガで親しむ出雲神話①』(山陰中央新報社)

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【マンガで楽しむ出雲神話】大山に纏わる噺し『国引き神話』

2020.07.08

あらすじ

神々が活躍した神代にヤツカミズオミツヌ(八束水臣津野)と呼ばれる剛力無双の男神がいた。出雲地方に訪問した彼は狭いところだと思い、なんとよそから大陸を引っ張って付けてしまおうと考え・・・。

出雲ができたばかりの昔の昔、神代の昔・・・

「なんと狭い国だ、ちょっと他の国から土地を引っぱってきて広くしよう」と、出来たばかりの狭い狭い出雲の国を見て考えた、力持ちで大きな大きな神様のヤツカミズオミツヌ。

「さて」と思い、海の向こうを見ると新羅(現在の韓国)の辺りに余った土地を見つけました。 ヤツカミズオミツヌノミコトは「なんと良い土地があった!」と、その土地を出雲に引寄せることに。

大きな大きな鍬(クワ)で土地を切り離し、その土地に太くて長い綱をかけると「国来、国来(クニコ、クニコ)」と出雲の地へ引き寄せた。

そして、引き寄せた土地が流されない様、大きな杭にその綱をくくりつけた。

【解説】

≪『出雲風土記』と越(北陸)の国について≫

『出雲風土記』の挿話中もっとも壮大な神話として「国引き神話」が登場する。これは、意宇郡(ウワノコオリ)の項に記述されているもので、ヤツカミズオミツヌが出雲の国は幅の狭い布のような小さな国だから継ぎ足してやろうと考え行動に出る。

まず、朝鮮半島南端の新羅の岬に綱をかけて引く、次に北門(キタド)の佐枝(サキ)の国からも綱をかけ引いた。最後に越(北陸)の国の都都(ツツ)の御崎に綱をかけて引いたものが今の島根県美保関だと言われている。また、この時の綱が夜見(ヨミ)の島という現在の鳥取県弓ヶ浜となり、綱を引くために結んだ杭が大山と言われている。そして、都都の御崎とは石川県能登半島の突端にある珠洲の岬のことだと言われている。

また、母理郷(モリノサト)の項では、アメノシタツクラシシオオカミオオアナモチ(オオクニヌシ)が越の八口を平定したのちアマテラスの子孫に統治権を譲ろう、そして出雲はわたしたちの魂の代わりに玉を置いてお守りしようといったのでモリと名がついた、とある。

このほか、島根郡美保郷の項には、越の国のヌナカワ姫と結婚しておられるから美保というのだとある。

そして、神門郡の古志郷(コシノサト)の項にはイザナミの時、日淵川を利用して受けを作ったがこの時コシの国の人たちがやってきて堤を造り、ここを宿にしったので古志といったと言われている。

【緊急案内②】6月1日より通常営業再開します。今から予約受付中^^

2020.04.25

6月1日より通常営業を再開します。電話、メール、インターネット、JTB店舗にて販売中です。 できる限りマスクの着用をお願いいたします。木屋旅館では、宿泊環境の安全・快適を維持するために予防活動をコツコツ注意して行っております。 コロナ感染拡大防止   ===================   三徳山ツアーのご紹介。   木屋旅館は森林セラピーガイドという資格を持つ者がガイドします。 森林セラピーガイド   木屋旅館より 登る前にスケジュールや注意点など概要説明し準備体操してスタートします。 レッドクリフ (2) 境内をしばらく移動して、登山口から修験道に入ります。 三徳山ツアー (4) 69584861_2295568747207870_7738432900088987648_n ミストシャワー (7) 木屋旅館より 三徳山登山のポイントを知りたい方はこちらの青文字をクリックしてくださいね。 ※【新発売】今滝ミストシャワーコース(木屋から送迎付) ミストシャワー (1) 木屋旅館より ※三徳山はオゾン濃度が都心の13倍以上ある酸素カプセルのような森です。フィトンチッドが最も出る参拝客が少ない午前中に登山します。春は半袖でも大丈夫ですよ。水分補給はいつも肝心です。鉄は国家なりと言われた山陰地方。その理由を探ることは三徳山の核心的歴史に迫ることになります。古代浪漫ミステリーを一緒に探訪しましょう^^ ※靴は登山に向いたものが望ましいです。参考までに公式サイトをご確認下さい(こちらをクリック)。 ※ランチについて。三徳山門前茶屋「谷川天狗堂」で摂ります。名物「栃もち」や「神倉大豆」を使った精進料理、山菜うどん、山菜定食など栄養と薬膳効果が凝縮したお店です。ランチは別途料金ですので直接お店にご精算下さい。 三徳山ツアー (35) 三徳山ツアー (34) 木屋旅館より ※三徳山ツアーについて詳しくはこちらをクリック     ※三徳山の魅力について どうやって建てられたのか、何のために建てられたのか・・・。謎だらけの国宝寺院【投入堂】 公式YouTubeチャンネルはこちら https://www.youtube.com/channel/UCgFsYHMdlEQ_JKdBCP2S5XA    木屋旅館より 執筆:木屋旅館ガイド    
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