木屋旅館三徳山ツアー(お寺めぐりコース)で平安時代の秘蔵仏に出会いました♪
2019.03.16
三佛寺本堂秘蔵蔵王権現立像を特別公開中に撮らせて頂きました!
なんと…平安時代の杉で作られています…(OO;)
さらにこのお寺の材木には桜が使われています。こだわりが伝わってきますね^^
三徳山がどのようなところか詳しく知りたいときはこちらをクリックしてください。
蔵王権現像の左には文殊菩薩様が日本の神様に姿を変えてこの世に現れたという物語を持つ勝手明神様です。戦に勝つ、頭と視力が良くなるご利益があるとか。
日本では平安時代中期頃武士が台頭し独自の文化を創ったそうです。戦に勝つための祈願で祭られたそうですが、やがて権力者などが所有した鉱山で働かされた工夫が鉱山病の失明改善祈願に祭ったそうです。
勝手明神信仰が残るところには周辺に鉱山があったということかもしれません。複雑な歴史を持つ神様ですが実に興味深いですね^^
予断ですが、実は三徳山は弥生時代にはすでに人が住み文化を残した形跡があります。集落跡があります。その文化の一つに鉄を溶かして武具や農具を造るタタラ文化があります。タタラ文化は縄文時代の野ダタラと弥生時代のタタラと区別されます。
野ダタラは地中の隕鉄(隕石のなかに含まれる磁鉄鉱)を自然の風を利用して加工する方法です。タタラは砂鉄を採取し「炉」や「ふいご」を使って人工的に加工する方法です。弥生時代に朝鮮半島経由で渡来した集団が伝えた技術です。
修験道を歩いていると足元に鉄が露出しているところが広範囲に認められます。仏教が伝来する以前から文化があるロマンチックなところですよ^^